フリマアプリはネット上で、フリーマーケットのように個人同士で手軽にモノを売買できることから人気を集めています。
現在、様々なフリマアプリが登場しており、その中でもダントツの人気を誇っているのがメルカリです。
メルカリの利用者数は今年の4月現在で、2,216万人に達し昨年の同時期に比べて33%増えて年々大きく成長しています。
そしてメルカリは今年の11月15日から越境ECサービスを開始しました。
越境ECサービスはインターネット通販サイトを通じて国際的に商品を販売できるサービスです。
では、始まったばかりのメルカリの越境ECサービスがどのような内容なのか紹介していきます。
メルカリとは何か?
メルカリについて、すでに利用されている方や、名前だけは知っているけどよくは知らない方もいらっしゃると思います。
そこでまず、メルカリの概要について紹介します。
2013年7月よりメルカリは、フリマアプリ「メルカリ」のサービスを開始しました。
メルカリはフリーマーケットのように「いらない物を売りたい人」と「買いたい人」をつなげるための場所をネット上で提供して、取引が行われるたびに収益が生まれる効率的なビジネスを展開しています。
これまでオークション形式で商品を落札していくサイトはありましたが、メルカリでは個別ごとに価格交渉ができ商品を購入できるのです。
基本的にメルカリの収入源は販売手数料だけで、利用者はメルカリのアプリのダウンロードや出品は無料で行えます。
そして最近ではスマホ決済サービス「メルペイ」を開始してサービス拡大をしています。
メルカリが越境ECサービスを開始した背景
今年の5月に経済産業省が発表したデータによると、2018年度の越境EC市場規模は6,760億米ドルで、前年比の27.5%伸びとなり着実に成長をしています。
そして2020年までは対前年比の20%台の成長が見込まれているようです。
そして実際にメルカリでもWeb版のメルカリサイトに海外からのアクセス数は、2017年から現在まで約6倍になっており、海外から日本への購買ニーズが高まりを見せていることから越境ECサービスを開始しました。
ではメルカリの越境ECサービスがどのよう仕組みなのか紹介します。
メルカリ越境ECサービスの概要
メルカリが行う越境ECサービスはメルカリ自体が直接行うサービスではなく、連携している「BEENOS(ビーノス)株式会社」の完全子会社が運営する越境ECサポートの代理購入サービス「Buyee(バイイー)」が代理で行うシステムです。
Buyee(バイイー)は世界100以上の国と地域に対応しており、会員数は100万人を超える代理購入サービスを展開しています。
このサービスが開始したことで日本のメルカリ出品者は販売機会が増え、海外からも多くの人にメルカリの商品を購入してもらえるようになります。
取引の流れ
今回開始されたメルカリ越境サービスの取引概要は次の通りです。
①Buyeeサイトで注文が入るとBuyee公式アカウントがメルカリの商品を購入します。
②これを受けてメルカリ出品者は国内にあるBuyeeの拠点に商品を発送します。
③商品の到着後に拠点にて検品・受取評価を行い、それが済むと出品者に売上金が付与されます。
④商品はBuyeeによって海外発送されて、問い合わせについてもBuyeeが行います。
以上がメルカリ越境サービスの取引の流れで、海外からの注文についての一切をBuyeeがおこなうことになっています。
国内のフリマ市場は大きく成長を続けている。
初めてフリマアプリが登場したのは2012年でした。
それから7年経ち、国内のフリマ市場は大きく成長を続けています。
ご承知のようにメルカリは業界トップを走っている企業です。
今回始めた越境サービスは国内だけでなく海外からでも商品を購入できる体制を整えました。
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