仕事のやり取りというのは日本語でも時に苦労するものです。こちらの言いたいことがうまく伝わらなかったり、別の意味に取られてしまうこともあります。
特に電話だと、相手の表情が見えないだけに不安も募ります。
日本語でも苦労する仕事のやりとり
これが英語で、となるともちろんもっと神経質になってしまうのは仕方ないことです。しかし神経質になれば言えることも言えなくなるという悪循環も起きるのです。
そのために仕事で使う専門用語などは、充分に習得するようにしていました。それでも想定外のことが時に起きるのは、仕方ないかもしれません。
イギリス英語とアメリカ英語の違い
自分の仕事自体は、アメリカでの取引の多い職場ですので、その点からしても英語学校もアメリカ英語の方を選びました。
あまり大きな違いはないのでは、と思ったりもしたのですが、先輩諸氏の忠告を受け入れてアメリカ英語の方を習得したのです。
これが本当に、正解だったのです。
というのも、ある時に珍しくもかかってきた電話が、イギリスからだったのです。職場では英語の関係の連絡は、自分のところに来るようになっています。
なので当然というか、取次の人も英語という時点で電話を自分のところに回してきたのです。
これがイギリスからの電話だったのです。当初はどうということ無く会話していたのですが、途中からちょっと苦しくなってきました。
というのも、細かい単語などで理解できないものが出てきたのです。また接続詞などの発音が、耳慣れないものが多く理解が遅れてしまうのです。
何とかその場は切り抜けて、その後はメール連絡にしてもらったのですが、アメリカ英語とイギリス英語の違いを、しみじみ思い知った出来事でした。
無理かもしれませんが、ある程度両方の特徴だけでも勉強しておいたほうがいいかも、と思った出来事です。
付き合いの長さは理解の深さに比例する
取引先の担当とは仕事上では結構長い付き合いでした。なので以心伝心と言うか、言葉以上に理解し合うことが出来ていました。
しかしある時から担当が変わったのです。新担当との最初の電話のやり取りの時に、いささか聞きづらくまたこちらの言うことが伝わりづらく感じてしまいました。
実際、どうも思ったことが半分程度しか伝わっていなかった感覚で、あちらの言うことも理解できた感じがしませんでした。
これまで同じ担当が長かったので、甘えもあったのではないかと反省もしたのですが、やはり付き合いの長さというのは馬鹿にできません。
この新担当とはその後、電話ではなく実際に会って話ができたのですが、その時に言われたことがあります。
電話の印象だともっと固くて話が通じないと感じたけど、こうして会ってみたらそんなことはないし冗談も通じるね、そう言われたのです。
それまで電話だけの会話でしたので、実際顔合わせて表情が見えただけで、こちらも言葉だけでなく表情も加わって相手の反応が早く理解できたのですね。
やはり新しい担当や、付き合いの短い相手との直接会話は、言葉の壁というものがあるので余計に必要になる、と感じた出来事です。
各国の英語訛り。日本語にもある訛りというもの
日本語にも訛りがあります。
これ地方によってもですが、言葉の流行によっても出ますね。
英語も同じことです。イギリス人に言わせると、アメリカ英語はスラングだと言いますし、アメリカ人に言わせるとイギリス英語は教科書英語だそうです。
オーストラリアの英語については、日本人の自分が聞いてもこれはかなりものもだと思ってしまいます。
そしてもちろん特にアメリカは広大な国土を持っています。なので国内でも訛りがかなりひどくなることもあります。
アメリカ人の友人が、自分の周辺の喋り方はこんな感じと例を上げてくれたのですが、全く内容が理解できなかったものです。極端な話、英語に聞こえませんでしたね。
もちろん英語圏の各国の学校では英語の受業がありますので、標準英語はしゃべることが出来ます。
しかしそれでも、時にちょっとした訛りとかアクセントの違いで、英語国民ではない自分には聞き取れない部分も出たりします。
特にアメリカとの取引で英語を使う人の場合、このあたりも良く理解しておくことをおすすめしたいです。
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