越境ECの最低限必要な基礎知識

スマートフォンの世界的普及の効果もあって国をまたいだ電子商取引(越境EC)が盛り上がっています。
日本のECサイトに中国からの注文が来るのは、すでに一般的になっています。

これまで国内向けにECサイトを運営してきた方は一気に顧客を増やすチャンスです。
そこでこの記事では越境ECについて最低限必要な基礎知識を解説します。
越境ECの全体像を捉えるのに活用してください。

越境ECとは何か

越境ECとは国内に販売拠点を置いたまま、中国などの海外に住む消費者にインターネットを介して商品を販売することです。
海外からネットを通じて商品を取り寄せ、それを国内で販売することも含みます。

10年以上前からebayなどを利用して海外に国内だけで取り扱われている商品を販売する業者はいましたが、言葉の壁や商品の知名度が低く大きな売り上げにはなりませんでした。
しかし、簡単に海外に商品を紹介できるECモールの存在もあって状況が変化しました。

海外に事業所を設置しなくても海外の需要を取り込めるとあって、ECサイトを運営する販売業者がこぞってサイトを越境ECに対応させたり、ECモールに出店する動きが続いています。

越境ECのメリット

越境ECがもてはやされる理由はどこにあるのでしょうか?
イチバンの理由は世界の需要を取り込めることです。
これから日本は少子化が進み、あらゆる市場が縮小します。
越境ECなら中国や米国といった消費に前向きな市場に向けて商いが可能です。
大きな市場であればビジネスになる商材も多いでしょうから、商売の幅が広がるでしょう。

海外に店を出すより圧倒的に低コストで済むのも大きなメリットです。
越境ECサイトの構築は現在運用しているECサイトを翻訳して、海外のペイメントサービスに対応させるだけですから追加コストはそれほどかかりません。
モールサイトを利用するなら費用はあっても登録料くらいでしょう。

国内より高く売れるのも重要なポイントです。
国内で安価に手に入るものでも海外では入手が難しいので高値が付きやすいです。
特に一時的に需要が高まった商品などは高値でも飛ぶように売れる時があります。

越境ECの将来性

越境ECの市場は年々増大しています。
経済産業省の発表によると、平成29年度に中国在住の者が日本から越境ECで商品を取引した総額は前年度に比べて7.3%増加したそうです。
アメリカ在住者の中国業者との取引額の増加率はさらに高く25%ほどとなっています。

この背景には誰でも簡単に利用できるスマホの越境ECモールアプリの普及が要因のひとつとして考えられています。
新規参入する越境ECモールアプリは増えており、さらに市場は拡大するでしょう。

日本商品の認知を高める海外旅行客の増加もプラスに働くでしょう。
おもしろい商品はSNSや動画投稿ですぐ紹介され、購入意欲を掻き立てます。

越境ECの始め方

現在、もっとも有効な越境ECの手法は現地で広く利用されているECモールで出店することです。
Amazonマーケットプレイス、ebay、shopeeなど多くの顧客を抱えるところに登録して商品を販売します。
集客や支払いシステムの構築など越境ECで手間のかかる部分を全て面倒みてもらえるので手軽です。

2019年には有名フリマアプリのメルカリが越境ECに対応することを発表しました。
海外発送や送金など越境ECを始める上で障害となる部分はメルカリが肩代わりする仕組みです。

このように10年前とは状況が大きく変化しており、個人でもすぐ越境ECを始められる環境が整っています。

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